
数を数える関数「COUNT」「COUNTA」「COUNTBLANK」の違いを解説してきます。
何が違うの?
「COUNT」「COUNTA」「COUNTBLANK」は数を数える関数ですが、数え方が違います。
- 「COUNT」…数字が入力されているセルの数を数える
- 「COUNTA」…空白以外のセルの数を数える
- 「COUNTBLANK」…空白のセルの数を数える
「COUNTA」は文字などが入力されたセルもカウントします。
一方、「COUNT」は文字などが入力されたセルはカウントしません。
なので「COUNT」と「COUNTA」で数が変わる場合があります。
サンプルデータ
サンプルは以下の通りです。
コピー&ペーストでエクセルに貼り付けて演習できます。
Aさんテスト | |
国語 | 70 |
英語 | 80 |
数学 | 90 |
社会 | 未受験 |
理科 | 未受験 |
受験回数 |
COUNT使ってみた!
Aさんがテストを受けた回数をカウントします。
数字を数えるのでCOUNT関数を使います。
セル「B8」にカーソルをあわせます。
タブ「数式」→「その他の関数」→「統計」→「COUNT」をタップします。
値1にカウントする範囲を入力します。
B3~B7の範囲を調べるので、「B3:B7」と入力し、OKを押します。
結果、受験回数3回と出ます。
国語、英語、数学しか受けてないので、3回で正解です。



「COUNTA」でカウントすると、受験回数5回と出てしまいます。
「COUNTA」は文字もカウントするので、「未受験」という文字もカウントされます。



COUNTA使ってみた!
給食費の支払状況を調べます。
空白以外のセルの数を数える「COUNTA」でカウントします。
セル「B8」にカーソルをあわせます。
タブ「数式」→「その他の関数」→「統計」→「COUNTA」をタップします。
値1にカウントする範囲を入力します。
B3~B7の範囲を調べるので、「B3:B7」と入力し、OKを押します。
結果、支払人数2人と出ます。
BさんとDさんだけが支払してるので、正解です。



!
「COUNT」でカウントした場合、支払人数0人と出てしまいます。
「COUNT」は数字しかカウントしないからです。



COUNTBLANK
給食費の未払い人数を調べます。
空白のセルの数を数える「COUNTBLANK」でカウントします。
セル「B8」にカーソルをあわせます。
タブ「数式」→「その他の関数」→「統計」→「COUNTBLANK」をタップします。
「範囲」にカウントする範囲を入力します。
B3~B7の範囲を調べるので、「B3:B7」と入力し、OKを押します。
結果、未払い人数3人と出ます。
Aさん、Cさん、Eさんが未払いなので、正解です。
まとめ



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